ツール関連の記事について
このブログを書き始めた当初から、その目的の一つに、自分の使っているツール関係の、利用方法の記録を残したいと思ってきました。
UOだけでなく、一般的なネットワークゲームには多くのツールが存在します。その中には、数万円で販売されているチートツールさえあります。自動戦闘用のハードウェアもあります。これらは、何もしないで金を稼ぐ、スキルをアップする目的で使用されます。このような、「ゲームを楽しむ」事に対して本末転倒とも言えるツールのUO用の物が存在するかどうかは、確認していません。また、ソフトウェアでも高速移動を可能にしてみたり、PvPの集団戦において、UO自体の機能を捻じ曲げて、味方を有利にするツールもあります。
一方で、UOAssistとの連携を中心に、生産などの利便性を高めるための個人によって作られたツールが存在します。基本的に公認ツールであるUOAのマクロを繰り返して使用する操作を簡便にするものです。
まず、この両者を同じ「ツール」でくくり、規約上で同じ枠に押し込めていることに対して大きな疑問を持ってきました。
もちろんこのようなサポートを行うツールの一部には、いわゆる「寝マクロ」を助長するような機能が含まれている場合もありますし、それに関しては、規約上でもはっきりと「マクロを動かしているときに、目を離してはいけない」とうたわれています。ですから、私は本当に寝てしまった時以外で寝マクロの状態でツールを利用したことはありません。
ここで考えて頂きたいのは、「ツール使用者」=「規約違反者」という公式が、本当に正しいかどうかです。
もしそれが正しいのならば、有料で販売しているUOAssistも、違反ツールとして指定するべきです。そして、UOAssistの有用な機能は、UO自体のクライアントソフトの機能として取り込むべきでしょう。
他のMMORPGでUOAssistのような有料の公認ツールが存在しているのは、稀であると思います。
はたして、非公認ツールを利用して特定動作を繰り返すことが、まるで重罪人のように責められるべき事なのでしょうか。
UOAssistを利用されていない方、或いは生産未経験の方は判り難いかも知れませんが、一つの例としてリサイクルエージェントを考えて見ます。
UOでは、鍛冶と掘りスキルにより、金属製の武器や鎧を溶かせるわけですが、この作業は「鍛冶ツール起動」→「溶かす」→「アイテムの指定」→「鍛冶ツールを閉じる」となります。
ところが、UOAssistのリサイクルエージェントを利用すると、溶かすアイテムを入れた袋を指定するだけで、自動的に大量のアイテムを溶かすことが可能です。しかも、最近では非常に高速になりました。
これは、裁縫スキルで大量の服や油布などを、布あるいは包帯にする場合も機能します。
つまり、特定の動作を高速に繰り返す機能がUOAssistに存在するわけです。これは、非生産的な繰り返し動作を簡便に行うことで、ユーザーへの負担を減らす目的で搭載されていると思っています。
では、生産における単一動作を非公認ツールで繰り返すことは、罪になるのでしょうか?
しかも、私の知る限り、有用な非公認ツールはすべて非営利ツールです。プログラミングのスキルのある方が、自分の作ったツールを無償、あるはそれに近い状態で公開している訳です。
POTや、その空樽の作成、最近では毒手裏剣など、多種のスキル、多種の材料を必要とする生産品の場合、単純作業の繰り返しは、生産をつまらなくします。自分が利用料金を払っている状態で、苦痛を与えられるのは、大きな疑問です。
一部のモラルの欠けた人間が、周りへの迷惑も考えずに規約違反のツールを利用している事は残念ですが、モラルの欠けた人間を物差しの基準にするのは、本末転倒ではないでしょうか?
これは、日本国内でも100万人の負傷者、中国では10万人の命を奪っている自動車を否定するのと同じことに思えます。
P39にて、アンチマクロが取り外されたようです。状況として寝マクロが、増えることは運営サイドでも、簡単に予測できたはずです。しかし、寝マクロの摘発は、プレーヤーの申告を元にGMが確認をした上で、罰せられる事が明確になりました。このような運営サイドの姿勢の変化にも、UO自体の活性化と非公認ツールの利用に関して、考え方の変化が見て取れます。
過疎化が加速しているUOにおいて、運営サイドはもっとメリハリをつけるべきです。非公認ツールは悪であるというような、押し付けは撤廃して、自らのサービスを充実させ、さらに、規約違反に対してはもっと断固たる態度で望んでもらいたい。料金を払っているユーザーは、何が楽しいのか、何に不満を持っているのか、どのようなビジョンを持って今後のUOを運営してゆくのか、そのような重要な要素をもっとはっきりと認識して、ユーザーに対してMMORPGの素晴らしい世界を展開してもらいたいと考えます。
いわゆる「ネトゲ」も時代と共に、すごいスピードで変化しているのです。
最近ではより生活に密着した形でMMORPGの魅力を持ち、常に変化を続けるシステムも登場しているのです。
公式サイト:http://secondlife.com/
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8年を迎えたUOは、今までの資産を生かしてこそ、その魅力を発揮できるのではないでしょうか?
だからこそ、あえて私は明言します。
私は非公認ツールを使っています。
そして、今後も使い続けるでしょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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